解決事例

【離婚・男女問題】不貞行為をした夫との離婚の際に当方の求める慰謝料及び未払い婚姻費用の支払いをさせた事例

解決事例

相談前

依頼者の夫は、依頼者と別居してから1年以上経過していましたが、別居開始前から浮気相手の女性と肉体関係を持っていたことがホテルに2人で滞在していた証拠写真から判明していました。夫は別居後は依頼者に対し離婚を求める一方で、婚姻費用(生活費)を全く支払わないため、依頼者は生活に困窮していました。

相談後

既に当事者間での事前の直接交渉や裁判所での離婚調停手続は不成立に終わっていましたので、夫に対する離婚訴訟並びに夫及び相手方女性に対する不貞慰謝料請求訴訟を提起しました。

裁判官は、当方の提出証拠を見て、審理の初期段階から当方の主張を支持し、夫側に対し不貞慰謝料及び未払い婚姻費用を支払うべきことを述べました。これにより、以後は夫側の不貞慰謝料及び未払い婚姻費用の支払いを前提条件とする和解離婚の交渉が進められ、そのような条件で和解離婚が成立しました。

夫側からの金銭の支払方法については、従前の夫の未払い状況や交渉態度を見る限り将来の支払いを約束してもその約束が破られるおそれがあるとして、和解時に全額を現金で交付することを認めさせ、無事に離婚時に未払婚姻費用及び慰謝料全額の支払いを受けることができました。

弁護士からのコメント

本件のように、配偶者が浮気相手とホテルに行っていたという決定的な証拠を持っていても、当事者同士の直談判ではなかなか解決にいたらないことが多いです。この点、弁護士に相手方との交渉を依頼することで、当方の主張の正当性、法的根拠について説得的に相手方に伝えることができるので、相手方から譲歩を引き出しやすいです。

本件のように交渉での解決の見通しがない場合は、弁護士に依頼することで訴状を速やかに作成して訴訟提起をし、裁判官に紛争の要点や当方の主張の正当性を分かりやすく伝えることができます。説得的で分かりやすい訴状を裁判所に提出することは、勝訴判決を得られる確率が高まるというだけではなく、訴訟手続の中で行われる裁判官を交えた和解交渉の場においても効果的です。なぜなら、裁判官は書面をみて当方の主張に分があると判断すると、当方の主張に沿った和解案を相手方に提案するだけでなく、当方の主張が認められることを理由に相手方に譲歩するよう働きかけてくれるからです。

このように裁判官を味方につけて和解交渉を進めることは当方に有利な事件解決をするために大変有効な交渉手段であり、和解が成立した場合は判決を待つまでもなく事件が終了するので紛争の早期解決の助けにもなります。弁護士に依頼することで裁判官を交えた和解検討に関するこのようなメリットも得やすくなるといえます。